『だってつまんないんだもん。』は自分がつまらない人間だっただけでした。『楽しさ』は自分次第。~第2話 出逢い。
おはようございます、ゆるみな(@yurumina0411)です!
昨日は久しぶりの1日OFFだったのですが
生憎のお天気だったのでお家でゆっくり
本読んだり料理したりしてました◎
雨音と生活音ってなんであんなに心地いいんですかね。
幼い頃からずっと聴いてる音だから安心するのかなあ。
さてさて、前回の昔話の続きです。
私を変えてくれたとある人物との出会い…
no.4 なにこの人!失礼にもほどがある!!
いつものようにSNSで他愛もない世間話をしていると見知らぬ人からメッセージが届いた。開いてみると
『毎日そんなくだらない話を公共の電波使って話してんの?電波妨害だからやめて。そんなことのために電波使わないで。邪魔。電波の無駄遣い。』
「…え、なにこの人。」
新手の嫌がらせかと思い無視していたら次の日も、
『無視すんなよ。本当にお前のTL見てるとイライラするんだよね。もっと有益な会話しろよ。マジで不快。』
「こういうのは無視が一番だよね。うん、削除。」
(…ピッ。)
だが毎日のようにくるメッセージにだんだんイライラが募る。今思い返すと何故、このときブロックしなかったのか…。この時から私の心の奥にある何かが引っかかっていたのかもしれない。
そして、一か月くらい経ったとある日。
いつものようにメッセージが届いた。
『お前は感情がないのか?ロボットなの?何も言い返せないのは図星だからだろ( 笑 )』
(私:…tっっっっ¥*#$%!?なにこの人!失礼にもほどがある!ていうか不快なら見なきゃよくない!?視界に入れなきゃよくない!!??なんなんよも〜〜〜!)
と普段滅多に怒らない(というか怒りの感情は相手も自分も疲れてしまうからあんまり表に出さない)私の怒りの感情を文字だけでいとも簡単に目覚めさせたのだった。
no.5 つまんないのはお前自身だろ。
「それはそれは。大変失礼しました。そんなに不快に思われるなら見なきゃいいんじゃないですかね?私一人のせいで電波が妨害されるとは思いませんけどね。」
と悪魔でも冷静を装って返信した。
すると、
『はあ、、、。やっとかえってきたかと思ったらくそつまんねー返事。お前には感情ねーの?こんなボロクソ言われていらつかねーの?やっぱロボットなんだなw』
(イラッ。ボロクソ言ってきた本人に言われたくないわ!!!)
「うるさい、あんたなんかに指図されたくない。何話してたっていいじゃん。」
『お、やっと人間らしい返事が返ってきた。』
「なにそれ、何様ですか」
『お前の人生を変える救世主様。』
「いや、のぞんでないし(笑)」
『俺が勝手に決めた。』
「意味わかんない」
光の速さで返信がきたと思ったら急に途絶え、まるで画面越しで一呼吸置いて落ち着けと言い聞かせられているかのような間の後、再び返信が来る。
『お前、人生楽しいか?』
「別に。ここにいてもつまんないだけ。田舎だし、狭いし。」
『なら、都会に行けば楽しめると?』
「わかんない。けどここよりは楽しいんじゃないかな。なんでもあるし。」
『ハッッ( 失笑 )。あまいな。』
「なにが」
『お前の考えてることが。お前の頭ん中に詰まってるミソはただの塵屑か?w』
「うざ」
終始、煽りに来るその人に私は言葉を吐き捨てた。
「あたしだって好きでこんなつまんない人生送ってるわけじゃないし!!だってつまんないんだもん!!!じゃあ、どうすれば毎日楽しく過ごせんのよ!!!!」
すると、すぐに返事が返ってきた。
『周りの環境のせいにするな。つまんないのはお前自身だろ。お前が面白い人間になってお前が周りを、人生を面白くしろ。』
no.6 最初からうまくできる奴なんていない。
「…。」
何も言えなかった。何も言い返せなかった。だって図星だったから。つまんないのは田舎だからとか、何もないからとかじゃない。私がなんの魅力もないつまらない人間だったからだ。
『やっと自覚したんだな。でも気づけただけよっかたじゃん。』
「…でも面白くって言っても私お笑いのセンスとかないし。いつも話にオチないって言われるし…。」
『別に今からよしも〇と芸人目指せって言ってるわけじゃねーよW自分の好きなこと、得意なことを見つけろって言ってんの。』
「好きなこと…。お菓子作るの好き。それと料理。誰かに食べてもらっておいしいって言われると嬉しい。下手だから自信ないけど…。」
『いいじゃん。お菓子作り、それに料理も。最初からうまくできる奴なんていないしいたら多分そいつは好きにならないしハマらない。』
no.7 だから試しに作ってみろって言ってんの。
「...なんで?」
『最初からできちゃったら努力しねーだろ。失敗するからなんで失敗したのかとか次はどうしたらうまく作れるかとか考えてそれで成功するから余計に嬉しくなんじゃん。そう思わねえの?』
「うん、確かにそうかも。初めて作ったスポンジケーキ、カステラみたいになった。」
『wwカステラwwwそれはお前、おれでもできねえWWWW』
「いや、笑い過ぎだから。でも何回か練習したらお店のやつみたいにできて感動したなあ~。あの日は寝れなかった。」
『大げさな奴( 笑 )じゃあほら、もうすぐ俺の誕生日だしショートケーキ作って食わせて。7号でいいよ。』
「え、7号ってけっこう大きいよ?それ一人で食べるの?wそれになんであんたにつくんなきゃいけないのよw」
『当たり前だ、甘党だからな。お前の人生を変えてやったお礼だと思えば安いもんだろ。それに誰かに食べてもらって美味しいって言われるの嬉しいって言ってたじゃん。』
「どや顔で甘党宣言されてもw誰かとは言ったけど誰でもいいってわけじゃないし…それにまだ人生変わったわけじゃ…」
『だから試しに作ってみろって言ってんの。んじゃ、明後日の朝もらいに行くから。作っとけよ。ノシ』
「え!!!!ちょ!!!!!!待ってよまだ作るなんて言ってない!それになんであんたあたしの家知ってんのよ!!!!」
その日、それ以来彼から返信が来ることはなかった。
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